日記|20200801
映画劇場を見た。一度創作したことあるひと、また自分の作品にコンプレックスを持ったことがあるひとなら永田の感情に共感できてしまう部分もあるのではないだろうか。彼の舞台に対する気持ちについては共感したのだけれど、恋愛面にたいしては普通に引いてしまった。でも彼に対する舞台に対する熱情と彼女への愛情はどこかで境界線が引けるものではなくて、どちらも混ざってできてきるのが永田という人間なのだろうな。
又吉直樹さんの原作もそうらしいのだけれど、ひたすら同棲している、付き合っている男女ふたりにフォーカスした作品なのに肉体的な描写が一切ないのですよ。キスですら。それにすごく感銘を受けた。
彼女が酒に溺れても、永田が怒っても、ヒモ状態の永田が彼女に光熱費だけ払ってほしいと頼まれて「でもここさきちゃんちなのになんで俺が払わなきゃいけないの」とはぐらかした夜でさえ、ひたすらサッカーゲームをするだけで。
肉体的な描写って、繊細な心理描写さえあれば一切不要だというのを、改めて思い知った気がする。
ラストの映画ならではの演出もよかったです。そのうち原作も読みたいな。
定期便のお花が届いたぞ!
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